非モテ男性が「理想の女性」に執着する前にすべきこととは?

非モテの選ぶべき道

恋愛経験が少なく、これまで異性からあまり相手にされてこなかった男性ほど、恋人やパートナーに求める条件が不思議なほど高くなっていることがある。

SNSを見ていると、特別に容姿が優れているわけでも、社会的なスペックが突出しているわけでも、恋愛経験が豊富なわけでもない。それにもかかわらず、「美女がいい」「〇〇系の若い女性がいい」「10歳くらい年下がいい」といった理想を並べ、さらに性格の良さ、器量、家事能力などまで細かく要求している人を見かける。

もちろん、どんな相手を理想とするかは本人の自由だ。

しかし問題は、その理想を掲げること自体ではない。

現実の自分と、相手に求めているものとの間にどれほどの差があるのかを考えないまま、理想だけが膨らんでいることである。

「理想の女性」と付き合うことばかり考えていないか

恋愛経験が浅い人ほど、現実の女性と関係を築くことよりも、「どうすれば理想の女性を手に入れられるか」という発想に偏ってしまうことがある。

マッチングアプリでも同じだ。

プロフィール写真を見て好みの女性を探し、少しでも可能性がありそうなら、まだ何も関係ができていない段階から「付き合えないか」「身体の関係に持ち込めないか」と考える。

個室に誘ったり、酒を飲ませようとしたり、相手との信頼関係を築く前から性的な方向へ持っていこうとしたりする。

しかし、相手からすればどう見えるだろうか。

自分自身を一人の人間として見てもらっているのではなく、単に「自分の欲求を満たすための相手」として見られているように感じたら、不快になるのは当然だろう。

しかも、そうした欲望は本人が思っている以上に相手に伝わる。

メッセージの内容、質問の仕方、距離の詰め方、デート中の態度など、さまざまなところから「この人は自分に興味があるのではなく、自分を手に入れたいだけなのではないか」という印象を与えてしまう。

恋愛は、相手を攻略するゲームではない。

女性を「査定する側」だと思っていないか

恋愛経験が少ない男性ほど、女性を一方的に査定するような視点を持ってしまうことがある。

「顔は合格」
「年齢はこのくらい」
「スタイルはどうか」
「性格は自分好みか」
「家事ができるか」

そんなふうに相手を値踏みしながら、自分が選ぶ側にいるつもりになってしまう。

しかし、当然ながら女性側にも選ぶ権利がある。

相手から見れば、

恋愛経験もそれほどない男性が、自分のことを上から目線で評価しながら、なおかつ自分と付き合ったり身体の関係を持ったりできないかと考えている。

そう見えたら、果たして魅力的に映るだろうか。

たとえばデートで財布を出す素振りすらなく、「男性が払って当然」という態度を露骨に示したら、貴方はどう思うだろうか?

この両者って、実は似ている。私からすれば、ほぼ同じことを話しているように見える。

大切なのは、「自分はどうしたいか」だけではなく、相手から自分がどう見えているのかを想像することだ。

「美女と付き合いたい」だけでは恋愛にならない

理想の女性を求めることそのものを否定する必要はない。

綺麗な女性と付き合いたい。
若い女性と付き合いたい。
自分の好みの容姿の女性と付き合いたい。

そう考えること自体は自由だ。

しかし、それだけでは恋愛関係は成立しない。

仮に何かの偶然が重なって、自分が理想としていたような女性と付き合えたとしても、その関係が長続きするとは限らない。

むしろ恋愛経験が乏しい人の場合、「付き合うこと」そのものをゴールにしてしまう危険がある。

付き合うまでに全力を使い果たし、いざ関係が始まると安心してしまう。

連絡が雑になる。
相手への気遣いがなくなる。
デートや会話を適当に済ませる。
相手の不満や変化に気づかなくなる。

そして短期間で関係が悪化する。

それでも自分の側に問題があったとは考えず、「女は面倒だ」「女は見る目がない」などと相手への不満だけを募らせる。

これでは、同じことを繰り返すだけだ。

恋愛で本当に必要なのは「女性と一緒に過ごす経験」

恋愛において重要なのは、単に女性とデートした回数ではない。

一人の女性と継続的に時間を共有し、その人の考え方や生活習慣、価値観、苦手なこと、気を遣うべきことなどを少しずつ理解していく経験である。

数時間のデートを何回かした程度で、「女性というものが分かった」と思うのは早すぎる。

人間は一人ひとり違う。

だから、すべての女性に通用する攻略法など存在しない。

ただ、異性と長い時間を一緒に過ごしていけば、自分とは違う価値観や物事の見方に触れる機会が増えていく。

生活をともにするようになれば、さらに多くのことが見えてくる。

外で会っているときには分からなかった相手の一面も見えてくるし、自分自身の未熟さにも気づく。

そうやって初めて、「恋愛とは相手を手に入れることではなく、一緒に生活や時間を築いていくことなのだ」と分かってくるのではないだろうか。

まずは「身の丈に合った恋愛」をしてみる

だからこそ、恋愛経験が少ない人ほど、最初から理想だけを追いかけないほうがいい。

まずは、自分と生活圏や価値観、恋愛経験などがある程度近い相手とコミュニケーションを取ってみる。

そこで相手と長く付き合う経験を積む。

相手の気持ちを考える。
自分の都合だけを押しつけない。
意見が食い違ったときに話し合う。
相手が嫌がることを理解する。
関係が安定してからも、相手への配慮を失わない。

こうした経験を積み重ねていくことで、ようやく恋愛における自分の現在地が分かってくる。

「身の丈に合った恋愛」という言葉を嫌がる人もいるかもしれない。

しかし、これは自分の価値を低く見積もれという話ではない。

今の自分がどの程度の経験値を持っているのかを正確に把握し、その地点から一歩ずつ経験を積んでいこうという話だ。

周囲の男性が容姿の整った女性や若い女性と付き合っていたとしても、いちいち比較する必要はない。

他人と比べれば比べるほど、自分の現実が嫌になり、「もっと上の女性でなければ嫌だ」という気持ちが強くなってしまう。

しかし、他人の恋愛と自分の恋愛は別物だ。

マッチングアプリに登録しただけでは「恋愛ができる人」にはならない

マッチングアプリに登録すれば、恋愛市場のスタートラインに立ったような気分になるかもしれない。

しかし、登録したことと、異性と健全な関係を築けることは別の話だ。

写真を選び、プロフィールを書き、女性に「いいね」を送り、メッセージをする。

そこまでは誰でもできる。

問題は、その先だ。

相手を一人の人間として尊重できるか。
自分の欲望を相手に押しつけないか。
相手の立場から自分の言動を考えられるか。
断られたときに逆恨みしないか。
関係が始まったあとも、相手への配慮を続けられるか。

こうした部分がなければ、出会いの場にいくらお金や時間を投入しても、望んだ結果にはつながりにくい。

むしろ、「自分は相手を選ぶ側だ」という意識ばかりが強くなれば、女性側からは「自分のことを一人の人間として見ていない男性」と受け取られてしまう可能性がある。

理想を持つことより、現実の相手を知ること

理想の女性と付き合いたいという願望を捨てる必要はない。

将来的に、自分が魅力的だと思う女性と付き合えるよう努力するのも自由だ。

ただし、そのためにはまず現実の人間関係から学ぶ必要がある。

女性を「攻略対象」として見るのではなく、一人の人間として接する。

自分の欲望を満たすことばかり考えるのではなく、相手は何を感じているのかを考える。

自分が相手を評価するだけではなく、自分自身もまた相手から見られ、評価される立場なのだと理解する。

そして、短時間のデートで得た薄い経験だけを頼りに「女性とはこういうものだ」と決めつけないことだ。

恋愛経験は、人数やデートの回数だけで測れるものではない。

誰かと長く時間を共有し、相手を理解しようとし、自分の未熟さにも向き合う。

そうした経験を積み重ねて初めて、恋愛における本当の意味での経験値が身についていく。

「どんな女性を手に入れるか」を考える前に、「自分は誰かとどんな関係を築ける人間なのか」を考えてみる。

そこから始めたほうが、結果的には遠回りをせずに済むのではないだろうか。

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