筆者はこういう人です
株式投資は2018年の終わり頃から開始し、初心者なりに様々な銘柄(国内株・現物)に投資する形で株式取引を行ってまいりました。
2020年の1月まではかろうじて通算成績がプラスでしたが、新型コロナウイルスの流行によって起きた株価の暴落によって大きく損失を被ることとなり、その後は数々の失敗を短期的に繰り返して株式市場から退場しかけました。
その失敗を受け止め、同じことを起こさないように現在の投資に活かしています。
それ故に、株を始めたばかりの人が陥りがちなポイントがこの記事でわかるのではないかと思います。
これまでで得た学びや教訓をこちらの記事で読者の皆様にお伝えできればと思い、今回執筆しております。
買って値下がりしてすぐに売却する
保有銘柄が値下がりし、今以上に資金を失いたくなくて、簡単に売ってしまったという話ですね。
例を挙げると、上昇し続けて過熱感が出ているような株を買い(高値掴みして)、売りが優勢となったタイミングで撤退できずにズルズルと値下がりした状況が考えられるでしょう。
最近買われている株にイナゴ化して手を出した時にやってしまいがちなことです。
私の体験で言えば、「●割株価が下がったら売るべき!」という損切りのアドバイスや文言に安易に囚われてしまい、一気に損失を出してしまうこともありました。
損切りをするというのも確かに絶対に必要な手段ではあるのですが、そこには根拠が必要です。
肝心なのは、自分の設けたルールに従って手仕舞いすることだと言えるでしょう。なんとなく下がったということだけで売るのを続けていると、私のように資産を日に日に減らしてしまうことになります。
塩漬け株を増やしてしまう
上の項目とは逆に、大きく値下がりし過ぎたことで大幅な損失を確定させることが怖くて結果的に資産額を減少させるケースです。
年月が経てばいずれは株価が戻ってきて損失は発生させずに済むかもしれませんが、それまで一定の資金が拘束されたような状態となり、新規銘柄に投資することができる金額とその機会を失うことになりかねないのです。
簡単に損失を確定させることも危ないですが、お金を減らすことが怖くて損切りができず、身動きが取れなくなるということも投資を行う上では失敗であると言うことができるでしょう。
私も長く損切ができずに結局は損を増やしてしまったことがありました・・・。
株式市場全体で大暴落が起きる
何らかの要因で数多くの銘柄において株価が大きく下落するということも起きます。
それによって資産の多くで含み損を抱えることになります。
この場合は、例えば信じられないほど株価が下がったからと言ってすぐに売ってしまうというのがNGパターンということになります。
先に述べた通り、私は新型コロナウイルス流行によって起きた株価暴落によって保有株が大ダメージを受けることとなり、簡単にそれらの株を手放してしまったことで何十万の損失を確定させる結果となりました。
ただしこの場合は、数カ月の時間をかけて株価が元の水準まで戻していき、結局は売らずに持ち続けていることが正解でした。
つまり、下がりきった株価で狙い目の銘柄を買っておくか保有中の銘柄を買い増しする手段を選んでいれば逆に資産を増やすことができたのです。
こうした事実に直面し、安易にとった自分の行動を悔いたことがありました。
よって、ある程度の買付余力を常に確保しておくというのがより正しい資金運用の方法であり、
逆に大きく資産を増やしていくためのチャンスになるということなのです。
一時的な業績拡大に騙される
しっかりと何故今儲かっているのか?を分析し、考察することが対策になると思われます。
仮に1年間だけ莫大な利益が出ていたとしても、その先がどうなるのか?という視点が必要です。
例えば次の年には需要が見込めなくなるというならば、投資家としてはもう期待できないので売り払ってしまいます。
にもかかわらず、盲信して保有し続けていると株価はズルズル下げていき、あるところで大きな損失を確定させなければならなくなるわけです。
まとめ
●株価が駆け上がるように伸びている銘柄にエントリーするのはリスキー
●地合い悪化で狼狽売りをしない(保有理由が崩れるか否かが重要と考えられる)
●保有する理由が崩れたら早めに売る