私はこういう人です
今から5年ほど前に私も抑うつと医師から診断されました。当時の症状や快方に向かった過程について、同じ悩みを抱えた方々に対してお伝えすることでお役に立てればと思っています。
経緯と原因
私の場合、原因は対人関係におけるストレスです。先輩•上司から受ける過剰な指導と長時間の恫喝を毎日のように重ねることによって、心を壊していきました。
普段なら正しくできるはずの仕事ができなくなり、自分に自信が持てない。
自信を持って動けないから仕事が進まない。
周囲とのコミュニケーションもうまくいかない。
勤務先に近づいてくると気分が落ち込んでくる…。
徐々におかしくなっていく自分を日に日に自覚するあの感覚は今もまだ忘れてはいません。
抑うつの症状が表れていく原因も人それぞれであるでしょうが、私は仕事でそうなりました。
最終的にはとても仕事が続けられる状態でなくなり、医師に相談する選択を取りました。
◎以前の記事も参照
パワハラによって及ぶ影響【抑うつ状態?】
症状及び抑うつ状態とうつの違い
うつ病と抑うつ状態ってどう違うのか?そう思った方は沢山いるんじゃないでしょうか。
簡単にこれらの違いが説明するならば、以下のように捉えるのが適切と考えられます。
まず、『生きるエネルギーが失われて生活に支障が出る』ことが病気の実態的なところです。その前提の元に、ある程度のうつ症状が当てはまれば抑うつ状態であり、それ以上に重度になるとうつの診断…ということになると言えるでしょう。
※以下を参照
http://sleep-mental-tsukuba.com/medical/depression/
https://www.matsudo-med.or.jp/column/column.php?pgNo=114
また、主な症状としては、こちらが例として挙げられるようです。
- 物事を行うのが億劫になり、早くできない
- 集中力低下•仕事の能率ダウン
- 食欲不振や胃の不快感、便秘等
- 息苦しさや動悸がする
- 手足のしびれ感、嫌な汗や寝汗
- 不眠もしくは過眠、頭痛やめまい
- 人に会いたくなく、関わりたくない
- 寝てもさめても心配事や悲観的な事柄を考えてしまう
気をつけるべきことと復帰について
気をつけるべき事柄
私自身も体験したことなのですが、判断能力が低下するという怖さがあると思われます。
特に仕事において、危険が伴う作業をする場合です。健康な状態であれば気をつけてさえいれば難なくこなせることであっても、そうはならなくなる可能性があるのです。
例えばですが、バイクや車の運転もしばらくは控えた方が良いかもしれませんね。
下手をすれば重大な怪我を負うことにもなりかねません。それが一番怖い点だと個人的に感じています。
(ですので私は当時の仕事を諦めて退職の道を選びました。)
社会復帰に関して
症状が重くなければ、原因となった事柄から離れてしまえば治癒は比較的早いと思われます。
薬は必ずしも必要というわけではなく、私は特に無しで問題ありませんでしたが、そこはやはり医師と相談しながら決めるのがベストでしょう。
休養の目安は抑うつ状態の診断ですと1ヶ月程度だと考えてよいのではないでしょうか。ちなみに友人も同様の期間休養を必要とすることになりましたし、私の場合ですと1ヶ月経つぐらいの時期になると社会に復帰しないとという焦りや欲求が強くなったりしました。
簡単にできる心のリハビリとしておすすめとなるのは、
- 自然の多い場所で散歩する
- 気楽に一人旅してみる
- 誰か友人や家族に話を聞いてもらう
- ノートに今後の考えや生きていくための計画を少しずつ書きおこして整理する
こんなところだと考えられます。私はこれらのことをしながら休養期間を過ごすことで、調子を取り戻していきました。
そこから社会復帰するために電話の練習をしたり文書を作る練習、頭を使う時間を設ける等に取り組んでみました。
同じような抑うつになり悩んだ方々に対しては、社会に戻るためには段階を踏んで、少しずつ身体と心を慣らしていくことをお勧めしています。
最後に
仮に抑うつ状態になって仕事を失うことになったとしても、何らかの方法で取り戻せます!
間違っても悲観して人生を終わらせたり投げやりになってはいけません。
クズな先輩や理不尽な社会によって人生を捨てるなんてもったいない、と思いませんか?少なくとも、私はそう思っています。
まず、生きることです。(以下の内容すごく参考になるというか沢山の人に見てもらいたいです)
人生を楽しもうと思ったら、やり方次第でどうにでもなるはずです。抑うつ状態から復活するためにも必要な考え方じゃないでしょうか。